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第24回建設業経理士試験を終えて 解答速報前の所感

 

建設業経理士1級3科目受験。

昨日の試験を振り返っての所感。

試験開始前には皆さまのご武運などお祈り申し上げたわけだが、人様の心配などしている場合ではなかった。

 

 

 

財務諸表

 

まずは財務諸表。解答用紙を見て、問4が全面時価評価法と確信、「当たり回だ!」と喜ぶ。

しかし問2でさっそくつまづく。あまりにわからないので飛ばして、3、4、5の順で回答。精算表では資産除去債務などの新問題も何とかこなし、数字もぴったり合った。ここで問2に戻り、なんとか埋め、問1に取り掛かかる。ひとつめとふたつめでほとんど同じことしかわからない。「遡及適用はしない」というようなことを書く。ここから見直しに入る。

精算表で間違いを発見。利息は50円の未払いではなく、70円の前払いだ。危なかった。しかしここでもうひとつ発見をする。利息の科目は、迷ったが「支払利息」としていた。しかし前払いならば、もともと何も計上されていない「支払利息」を使うのはおかしいのでは・・・

「販売費及び一般管理費」と「その他の経費」と迷ったが、「その他の経費」に変更。もう一度検算すると・・合わない。

焦る。しかし何度計算しても合わない。問2で思いのほか時間をとられており、いつもより時間がない。問1をじっくり考える前に、時間に余裕のあるうちに、精算表の見直しをするべきだった。一度目で数字が合ったので、軽く見直し程度のつもりでいたが、実際に間違いを発見したとなるとそうはいかない。何度も電卓を叩くが、法人税が2種類はじき出される。どちらかが間違っている。いや、どちらも間違っているのかもしれない。

時間ギリギリで原因を突き止め、最初に計算された法人税を書いた。当期純利益は空欄になってしまった。原因は足し算の間違い。間違えたメモを見て計算していたせいだった。ここを疑うことをしていれば。時間がないと焦って、少しでも余計なことを省こうとした結果、ずっと間違った数字を見て計算をしていたらしい。せめて最初の数字を消さないでおくか、どこかにメモしておいて、サッと書けばよかった。そうすれば当期純利益も埋められた。それでも合っている保証はないが。

 

この時点でかなりメンタルにダメージを受けた。引きずらないようにしなければ。

精算表が合わないとそれだけで絶望的な気分になってしまうが、当期純利益以外が合っているのなら、3点程度の失点で済むはずだ。法人税も間違っていても、6点。まだ合格の可能性はある。となんとか心を落ち着かせる。

 

 

財務分析

 

おおむねいつもどうり、問2はすこし迷った。ROEとかROAとかはこれまであまり見たことがない。Aはアセット、資産だから、Eのエクイティの方か? とりあえず消去法だ。

問4に少しめずらしい問題が出た。ここだけ飛ばして最後に考えた。

回転率から総資本を求めて、変動と固定に分けて、で良いと思うが・・・

問1は、建設業の特徴。はじめここを見落として、貸借対照表について書いていた。気が付いてよかった。自己資本が少ないとか、未成工事支出金と未成工事受入金が多いとか、移動産業だから固定資産が少ないとか、そういう感じのことを書いた。ふたつめの方は、外注費が多いこと、工事進行基準のことを書いた。

 

 

原価計算

 

問5は工事が3つしかなく、比較的やさしめ。材料費は先入先出法。

しかし重機がいつもと違い、固定予算になっている。予算差異と配賦差異が同じになってしまい、違和感。予算差異は固定予算をそのまま使えば良いと気付き、これで予算差異+操業度差異が配賦差異と一致した。

問1は、作業別分類と組別原価計算。どちらも書いたが、自信はない。全く見当違いのことを書いている可能性あり。

 

 

 

全体としては、財務分析と原価計算は、そこそこ手ごたえを感じている。財務諸表はかなり不安。

今日の夕方には回答速報が出るらしいので、今から緊張している。